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2/24 参謀本部山・大岳

 2020-03-11
2月24日、安倍奥 参謀本部山・大岳に登りました。

いずれも安倍中河内川、西河内川にはさまれた山域にあるピークです。
あまりメジャーではないと思いますが、参謀本部山は尖ったピーク、対照的に大岳はずんぐりした山容で結構目立ちます。

▼参謀本部山と大岳(大篠山北の伐採地から望む)
大篠山北の伐採地から大岳と参謀本部


▼奥ノ原地区、『急傾斜地崩壊危険区域』の看板の裏から入山します。ウイスキー蒸溜所のそばです。
奥ノ原_登山口?

すぐに墓地のような場所を通りすぎるといきなり藪っぽい急な登り、これはどうやら尾根から少しずれたところにいると気付き、しばらく模索すると防獣ネットがあり、これに沿って登りました。

▼尾根も道がよくわかりません
奥ノ原からの藪っぽい尾根道

幼木の針葉樹林があって枝が顔にあたるので厄介でしたが、標高350mほどですっきりとした植林帯に変わります。防獣ネット沿いにつけられた道も明瞭です。

▼中河内川上流を望む。標高500m足らずだが、よい眺めと感じる
中河内上流方向を望む_標高470mほど

中河内川、西河内川の分水嶺に乗るとすがすがしい稜線歩き...とはいかず、すぐに背の低い針葉樹林帯、そのあとは雑木林の藪にのまれます。防獣ネットとの絡みもあり、ここはなかなか大変でした。
506.5m三角点南で

藪を抜けると三等三角点『落合村(一)』(506.5m)に到着。中河内川対岸の大段山山頂付近に『落合村』三角点があるので、先日の『俵嶺村(一)』の例と異なりこのナンバリングには意味があります。
506.5m三角点

▼振り返ると大棚山
振り返ると大棚山

▼三角点峰からしばらく雰囲気の良い稜線が続く
596m南のコル

598mピークが近くなると再び藪っぽくなります。防獣ネットの内側は低い針葉樹林の藪、外側は雑木林の藪です。598m北のピークで左に曲がり下り切ったところで一旦林道(権七峠線)に出ます。いきなり開けた場所に出るので感動しました。
林道権七峠線に出合う

▼眼下に腰越集落
眼下に腰越集落

604mの左を巻いて林道歩きを終え山道へ。744mピーク手前では2本の送電線鉄塔を通り過ぎます。

▼2本目の鉄塔からの眺め。『天狗岳』(左)と、このあと登る『大岳』(右)
鉄塔より天狗岳・大岳

▼標高800mあたりから、笹がうるさくなりました。藪っぽいところの多い稜線歩きでしたが笹薮は本日初めて
参謀本部山への笹薮の登り

標高850mほどで林道に出ます。このまま直登せず、この林道を歩いてまずは『権七峠』へ向かいます。

▼法面が崩れて危ないところがあります
権七峠線注意箇所

▼権七峠。名前こそ面白いですが、現在では林道が通る味気ない場所です。このあと写真左の尾根を登り参謀本部山へ向かいました。
権七峠

▼林道が通っているおかげでこんな素晴らしい眺めもあります。参謀本部山は東西南北の4方向に尾根を伸ばすピークですが、いずれも林道により短くカットされているようです(地形図にない林道があります)。少し長めに伸びる西尾根も人工的な痩せ尾根があり通行は危険とのこと。
参謀本部山北側の眺望

▼参謀本部山山頂に到着。二等三角点『上落合』(952.8m)
参謀本部山山頂にて

三角点の管理はかつて存在した参謀本部により行われていたことが山名の由来...といったことが色んなところに書いてありますがそれでは至るところ参謀本部山だらけになってしまうと思うのであまり納得いきません。

ここから、大岳へ向けて長い林道歩きです。稜線も歩けそうでしたが、前半の藪で時間が押していたのでやめました。
林道権七峠線を歩く

965m南のコルで権七峠線を右に送り鍋伏峠線へ(ところで『鍋伏峠』とはどこのことをいうのでしょう?)。
ヘアピンカーブを3回ほどして鍋伏峠線を見送り奥トウベットウ線へ。『トウベットウ』は漢字では『東頭』と書くそうです。
林道は大岳の山頂近くまで続いています。

▼大岳山頂近くの広場からの展望。黄砂(?)のせいか、南アルプスは霞んで見えます
大岳山頂近くから1

大岳山頂近くから2

▼すごい生命力!
大岳山頂近くにて_岩に根を張る木

▼大岳山頂に到着。三等三角点『大嶽』(1108.6m)
大岳山頂にて

▼大岳山頂東面は伐採されており眺め良し。この伐採地は大岳の同定にも役立ちます。
大岳山頂_伐採地

大岳からの下山路は大沢集落奥の茶畑に下る道(かつての井川への路の一つだと思います)が一般的ですが、この日は南尾根を下ることにしました。

はじめは緩やかな傾斜が標高980mに向けて、徐々に急になってゆくので、大岳のお椀を伏せた形を実感することができます。最後の方は笹に覆われたかなりの急斜面、しかも大岩のガケがいくつか隠れており、かなり慎重に下りました。

▼写真ではわかりにくいですがかなり急。この後一面笹に覆われ見通しが悪くなりました。
大岳南尾根の急な下り

標高980mを過ぎると、しばらくは道がありませんが快適な尾根、三重稜線もあり面白いところです。約820mで中電の巡視路といつの間にか合流したあとは道がわかりやすくなりました。

▼910m北のコル。雰囲気が良い
910m北のコル

▼下りの尾根でも、上りと同じく2本の送電鉄塔を通過します。手前から2番目の鉄塔の立つ尾根は先ほど歩いた尾根です
鉄塔から上りの尾根を望む

▼622mから少し下ると炭焼き窯跡
炭焼き窯跡2

このあたりから麓までは古い道がついていました。

▼神社の裏に出ました。
横沢神社に出る

この後、車のある出発地点までとぼとぼ歩いていたところ、親切な方に車で拾っていただけました。ありがとうございました。

『権七峠』『参謀本部山』『鍋伏峠』『トウベットウ』...面白い地名が多く、笹薮、針葉樹、雑木林など、様々な植生の藪に出会え、充実した山行でした。

▼トラック図
トラック図1_参謀本部山・大岳
トラック図2_参謀本部山・大岳

(錦織)
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コメント
こんにちは。 長い藪歩き、お疲れ様でした。
私が初めて大岳に登ったのは昭和35年6月でした。 横沢から大沢集落への道路は未だできていませんでした。現地図、大沢北の茶畑の中に破線が記されていますが、それは昔のまま。そこまでも沢沿いで、お宮さんの横を通歌記憶が。今は茶畑最上部550m付近で右に曲がり、尾根の中央を登るようになり、710を通り林道末端へ。尾根南側の破線路は、藪がひどいけれど、何とか歩ける踏み跡程度のものは残っています。大岳北1000m等高線付近からほぼ直線の道がありました。三角点上に高さ5m以上の櫓が建っていて、そこからの景色が良かったと。下山は現山頂方向への林道が分岐する辺りから、南西の773の南側を流れる沢沿いの道を下り道路に降りました。
二度目は25年位前です。大沢集落の知人宅に車を置き、家の裏から尾根に取り付き、910へ。そこまでもきつかったけど、大岳までの200mは両手をフルに使ったように覚えています。山頂北の道路はできていましたが、1049から参謀本部へは尾根通しの道を。ここも地図で見る以上の上り下りでした。参謀本部から南下し、北側の送電鉄塔から大沢へ戻りました。知人宅で風呂と夕飯を貰い帰宅しましたが、その知人夫婦も他界してしまいました。
【2020/03/13 15:47】 | かたやま #- | [edit]
林道の件、調べてみました。
大岳の西、沢沿いの道が「ウベットウ線」で、沢名が「別当沢」です。
「オクトウベットウ」は「奥東別当」では?
「鍋伏峠線」は県道三峰落合線から権七峠線との合流点間です。とすると、1069と1049間のコルか、権七線が分岐する900のコルしかありませんね。
【2020/03/13 16:33】 | かたやま #- | [edit]
かたやまさん

返信が遅れました。

大沢北の茶畑から登る現在の道は昨年1月に歩きました。良く踏まれた道だったと記憶しています。沢沿いの道には気付きませんでした。773m南の沢沿いの道も気になりますね。僕は普段から尾根ばかり歩いているので沢沿いを歩くことはなかなか思いつきません。
地形図を見て気付きましたが、大岳周辺には歩きやすそうな尾根がたくさんあるのでまた別の道で登ってみようと思います。

トウベットウの件ですが、横沢に『東頭』(とうべっとう)というお茶があるので『東頭』と思っていましたが、沢名の方が本来の表記かもしれませんね。林道と言えば笠張峠から伸びる『オオグナ線』の由来も気になります。
【2020/03/18 21:31】 | 錦織 #wVZBCl1k | [edit]












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