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12/28 コンヤ沢周回

 2020-01-05
もう年が明けたので昨年のことになりますが、先月28日、安倍奥のコンヤ沢を囲む山々を周回しました。

コンヤ沢俯瞰
(安倍川対岸の十枚山から)

赤水集落の奥、西日影沢右岸の尾根末端から取り付きます。鹿がたくさんいました。
岩混じりの急な尾根で目印等はありませんが、かなりしっかりしたジグザグの道がついており、意外に登りやすい印象でした。

標高950m程、アンテナが立っている開けた場所に出ると、勾配が緩みます。

▼アンテナのすぐ先にガレがあり、山伏~大谷崩方面、大谷川が良く見える。ちょうど夜が明けてラッキー
赤水950mガレからの眺望

ここからは暫く快適な尾根が続きます(道迷いには注意)。

▼植林帯に入ると、どこを向いても同じ景色で下山は大変そう
1,300m植林帯

▼、約1,400mピーク西のコルに到着。コンヤ沢支流のホーキ沢の水音が聞こえます。この辺り、なぜか踏み跡がはっきりしています。このコルには以前『みどりの道』にも含まれていた西日影沢~牛首峠を結ぶ廃道が横切っています。崩壊がひどく数年前に整備をやめたそうです。
金木荒分岐

今日はそのまま尾根づたいに歩き、次のピーク(金木荒ノ頭)を目指します。以前は笹が多かったようですが、すっかり刈られていてやはり歩きやすい道が続きます。

▼金木荒ノ頭のすぐ南東には地形図に載らないほど小さな凹地があり、写真では判りにくいですが池になっています。
池ノ段近くの池

▼この日は凍っていた
池_凍結

▼三等三角点『池ノ段』(1463.0m)(金木荒ノ頭)。『金木荒』の読み方はわかりません
金木荒の頭

▼金木荒ノ頭から西のコルへ下っていくと人工的な広場に出ました
広場

▼大規模な斜面補強が行われているようです。
斜面補強

▼山伏~大谷嶺の稜線
コルからの眺望

この広場から標高1,550mまでの登りが今回の行程では一番の難所でした。尾根が急勾配であることに加え、舗装されているところもあって登れないため、巻き道が付いているのですが、整備されておらず崩壊気味、更に当日は霜柱があって踏むと下に凍結した面があり恐怖を感じました。

▼急登の始まり
急な尾根

▼ザレていて登りづらい
急登_ザレ

▼1,500mあたりで地形図のとおり一旦勾配が緩むが、痩せ尾根があり要注意
1,500m痩尾根

▼急登が終わったところで振り返る
急登終わる

▼1,550mより上は雰囲気が一転して緩やかで広い尾根に変わる
1,650mあたりで

▼カモシカさん
カモシカ

▼1,785m標高点は広いピークで気持ちよい場所。ここで一般登山道と合流した
牛首の頭

ここからは下山までは一般の登山道ですのでひとまずほっとします。とはいっても牛首峠への下りはかなりの急勾配で注意が必要でした。

▼牛首峠への下り
牛首峠への下り

▼牛首峠近くまで下ると林道(勘行峰線)と出合う。光岳が見える
牛首峠より光岳方面

下りきったところで先ほどの西日影沢~牛首峠の廃道らしきものが合流、そこからほんの少し歩けば牛首峠に到着です。

▼牛首峠よりコンヤ沢源頭部を覗き込む。落石の音が頻繁に聞こえる
牛首峠よりコンヤ沢源頭部

牛首峠~井川峠まで、概ね緩やかで広い稜線歩きです。

▼三等三角点『笹山』(1763.2m)
笹山山頂

▼手前に井川湖、奥は駿河湾まで広く見渡せます。
笹山山頂からの眺望

▼笹山から700mほど南東にあるガレ(名前がわかりませんでした)からコンヤ沢流域を見渡す。いつの間にか曇って富士山は見えません。十枚山もガスの中
笹山から南東方向700mほどにあるガレ

▼井川峠にて。標識が賑やか。
井川峠にて

ここで主稜線歩きを終え、安倍川方面へ下っていきます。沢の左岸を高巻きする道が正式なルートですが、沢はほぼ涸れているので沢筋を下っていきます。

井川峠から沢を下る

標高1,500mあたりで高巻きの道が一旦降りてきて沢筋を辿りますが、暫く下るとまた左岸をトラバースする道になります。これを追っていったところ、道幅が狭くなっている箇所(ロープは張ってあります)があり危険を感じたので、一旦引き返し地形図の破線どおり尾根筋を歩くことにしました。この方が安全でした。(トラック図参照)

▼約1,380m鞍部は『木立場』と呼ばれる。ここから深沢山分岐へ登り返す。
木立場

登りきると、白い棒(案内板が落ちて棒だけになってしまったようです)が立っており、ここから南へ行けば深沢山山頂(とされる場所)です。といっても深沢山は南北に細長いピークなので、既に山頂の北端にいると考えることもできます。

▼深沢山山頂看板と図根点。ガレがすぐ後ろまで迫る。三角点は崩落により亡失とのこと
深沢山山頂

▼深沢山山頂はガレの縁にある割に、樹木が成長していて思ったより眺めは良くありませんが、安倍川西側の山々がきれいに見えます。
深沢山山頂からの眺望

▼一服峠への下りでは何度か熊の爪痕を見かける。途中から自然林と植林の境を下る道に変わる
熊爪痕

▼一服峠。直進すれば孫佐島、右に曲がれば大代
一服峠にて

今回は孫佐島へ下ります。急な尾根ですが、整備された道で注意すれば危険なところはありません。マークはやや少なめです。

▼標高1,150mほどで孫佐島への尾根から一旦外れ、トラバースして戻るように道がついている。トラバース途中の谷地形に苔がきれいな場所がある
苔むす場所

▼標高1,000mあたりでガレの縁を通過する。ガレは地形図に示されているよりかなり大きい。コンヤ沢対岸の山が見える。写真中央のピークが金木荒ノ頭
孫佐島への下り 1000m ガレからの眺望

その後も整備された道が麓まで続きましたが、降りたところが民家(施設?)の裏庭のような場所だったので驚きました。これで合っているのでしょうか。

▼コンヤ川(左)が安倍川に流れ込む
コンヤ沢が安倍川へ流れ込む

下山後にしてようやくコンヤ沢そのものを見ることができた、のですが下流側はコンヤ『川』だそうです。残念。

▼最後は赤水の滝を見学
赤水の滝

トラック図
トラック図_コンヤ沢周回

(錦織)
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コメント
錦織君、またまた嫌らしいルートをご苦労様でした。
金木荒の頭の読みは、かなきあれの頭です。 1785mピークは「猪ノ段」。
金木荒れ手前のコルから牛首間ですが、1500mの尾根の乗越(岩下分岐)までは、問題なく歩けます。岩下分岐-猪ノ段は、何年か前に市岳連が赤布を付けています。(1669標高点南側を通過) 岩下分岐から牛首間は、二ヶ所の沢の源頭部の通過がしょっぱい所で、その先のザレ場がルート不明瞭の箇所になります。 ここの整備が難しい為、通行止めにしました。多分、木にトラロープが残っているかも? 錦織君が上りに使うなら、歩けると思います。
笹山南のガレは「舞々崩れ」です。 猪ノ段も笹山から井川峠間は、背丈ほどの笹が茂っていて登山道以外は歩ける場所ではありませんでした。人間が刈ったのではなく、鹿が食べたのか、枯れたかのどちらかです。
井川峠の下、急傾斜のトラバース地は戻って正解です。15年程前に、尾根上に道を付け替え、目印を付けたはずなんですが。
一服峠下の破線路から外れる部分は、30年以上前から現在のルートしかありませんでした。
その下のガレは、名無しです。 降りた右側の民家は「民宿志村」で、降り立つ直前の右下には露天風呂があります。 なので、「ここは歩かないで!」とお小言があり、入口に道標を付けないでいます。
この付近のことは、拙ブログにも何回も書いていますし、会報toricouni2018にも書いています。
【2020/01/06 18:56】 | かたやま #- | [edit]
片山さん

毎度いろいろ教えてくださってありがとうございます。ピーク・ガレ・沢などの地名は少しマイナーなものになると調べがつかないことが多く、ネット上でも情報が錯綜している(1785mピークは『牛首の頭』とか『奥笹山』等とも呼ばれていました)ので助かっております。

岩下分岐-猪ノ段は少し前にしずおかスポーツフェスティバルでコースになっていたので歩けそうだということはわかっていましたが、今回はホーキ沢も周回に含めるために敢えて隣の険しい方の尾根を登ってみた次第です。

井川峠の下、僕が引き返したところですが、ネットで山行記録を見る限り大半の方はここを通過しているようで、事故の危険があると感じます。

麓の民家、屋根付きの廊下なんて珍しいなと思って見ていましたが、やはり宿泊施設でしたか。失礼しました。

【2020/01/07 23:21】 | 錦織 #wVZBCl1k | [edit]












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