11/2 青笹山
2019-11-05
11月2日 青笹山(2,209m)へ登りました。『青笹山』といえば、安倍奥の青笹山(1,550m)が有名ですが、
大井川流域にも同名の山があります。
今回は
1. 単に名前に惹かれて
2. 山頂付近、日影沢源頭のガレからの眺めが見たい
3. 人がほとんどいないらしい
という理由で登りました。
深夜から車を走らせ東河内温泉へ。県道189号が夜間通行止なので
県道27号を使いました。えらいワインディングロードで大変疲れてしまいました。
▼東河内のゲート

まずは大淵沢右岸の尾根に取付き水無峠山を目指します。
▼いきなり急登。目印、踏み跡もはっきりしないので適当に登る

尾根に乗ってからもたまに急登はあるものの
概ね登りやすい道でした。
ただ目印は殆どなく、踏み跡も錯綜気味です。
▼『田中式熊捕獲檻』

▼青白いきのこ

▼1,600mあたりの紅葉

▼1,700mを過ぎたあたりでごく平坦な地形になる。暫く行くと突然、小さな沢が現れる

▼沢を辿っていくと『鹿ノ子池』(かのこいけ)。


▼原生林の尾根を更に登っていくと2,080m標高点(『水無峠山』)に到着

ここから青笹山までは延々と多重稜線が続いており、しかもそれぞれに踏み跡が付いているのでうっかりしていると下る尾根に引き込まれそうになります。目印もあてになりませんでした。
▼2つの稜線の間の窪地

▼三ノ沢源頭部から本日初の眺望。大無間山と大根沢山。この後厚い雲に覆われていった

▼2,107m標高点(『三ノ沢山』)から少し西にある分岐。まっすぐ行くと東河内へ下ってしまう注意箇所

▼東ムタケ沢源頭部からの眺望

▼2,160m標高点(『青枯山』)。笹は高い所でも腰まで

▼青枯山からひと登りすると本日のハイライト、日影沢崩に到着

▼青薙山方面

▼無岳山方面。背後に南アルプス南部の稜線も

▼青薙山は見ていて飽きない

▼反対側の眺望もよい

▼日影沢崩から少し歩けば青笹山(2,209m)山頂

▼三等三角点『青瓦裂』

帰りは日影沢左岸の尾根を下りました。
この尾根には赤テープも見られました(気休め程度ですが)。
▼下りはじめ、少しの間はガレの縁を歩く。ガレの反対側も切れ落ちており、スリルがある

▼1,920mあたりからの景色。

▼紅葉に見とれていると転びそうなザレた斜面もある

▼1,824m標高点から南へ方向を変え下ると急斜面のアセビの迷路となる。目印も踏み跡も特になく方向だけ確かめて適当に下る

▼迷路を下りきると素敵な場所に出た(1,720mあたり)

ここから先は概ねわかりやすい尾根下りとなりました。

▼車道に下りたところ

▼西ムタケ沢の紅葉

今回の山行では他の登山者には会いませんでした。
全体を通じて目印、踏み跡少なく複雑な地形も多いため、全く気が抜けない山行でしたが静かな山域の紅葉を満喫できて幸せでした。
↓2019/11/11 追記
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(錦織)
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