3月22〜24日 鳳凰三山を断念して、辻山と夜叉神峠でまったり
2019-03-30
春分の日の飛び石連休に休日出勤の振替休日を利用して、雪山研修中のAちゃんとテント連泊訓練のため、春の鳳凰三山を目指しました。休日の21日は残念ながら雨。
22日から入山することにしました。
初日は里も山も異常なくらい暖かく、暑さ対策を迫られる行程となることが予想される一方で、その後は2月並みの寒波が来るということで、ウエアの選定に苦しみましたが、タイツはザックに、ダウンパーカーは置いて行くことにしました。
雪の量も例年より少なそうだったので、竹ペグが使えないことを想定し、大きめのアルミ製のペグを選択しました。
また、テント泊のため、マット、万能テムレス、スコップは必須です。
▼登山口の夜叉神峠駐車場から入山。お約束の登山届を提出します。

▼峠近くまで登山道に雪はなく、ウエアの調整をしながら気持ちよく登り、峠に着くと感動の景色。

▼連日の睡眠不足の影響と吐き気、暑さによる雪の踏み抜きに悩まされ、ピッチがなかなか上がらない。

▼予定した行程から遅れてしまったため、キャンプ指定地行きを断念。風よけに適した林の中で幕営。万が一のため、テントがとばされないよう立木を利用してガイラインを結束。

▼雪から水を作り、

▼重たい生野菜を担いでAちゃんが鍋料理を作ってくれました。翌朝の朝食もついでに作り置きします。
深夜、寒波が入り、上空で強い風の音が何度もしていましたが、風に揺さぶられることなく、安心して休むことができました。

あまりにも眠かったので、行程を変更して辻山まで空荷でハイキングすることにしました。
分岐にあたる苺平で出会った登山者のひとりは、最近の辻山人気を不思議がってました。
また、南御室小屋の冬季小屋を利用した方は、夜中に屋根が吹っ飛ぶかと思った、と強風体験を語っていました。
▼前日とはうって変わって寒波のおかげで雪が締まり、歩きやすいのですがトレースが何本もあり、スマホのGPSアプリのお世話になりました。辻山からは、北岳方面は雲が厚く望むことはできませんでしたが、登るはずだった薬師・観音方面はガスの切れ目から見ることができました。

▼寒波の影響で本格的に雪が舞ってきました。木の枝には小さなエビの尻尾がついて霧氷のようにみえます。

▼午後からの天気の回復が見込めたため、満天の星とモルゲンロートに期待を込めて、下山せずに夜叉神峠に泊まることにしました。先にテントを張っていたグループにお断りしてロケーションのいいところに張らせてもらいました。
グランドシートを広げているところを撮られていました。

▼雪が少なかったのでペグは凍った地面に打ち込むこととしました。2泊目ともなると、Aちゃんは雪踏み・雪均しにも慣れ、前室、後室空間も利用できて広くて快適な寝床となりました。

▼深夜、満天の星を期待しましたが月明かりが明るすぎて、ベンチレーターから白根三山がうっすらと照らされて見えました。スマホ手持ち撮影なので画質は悪いうえ、2山しか写っていませんが。

▼モルゲンロート?になったかな

▼天気は見事に回復。後ろ髪を引かれながら下山を決めました。

Aちゃん曰く、Hさんは休憩でいつでもどこでもどんな体勢でも寝られて羨ましい、ヤマ屋はどこでも寝られないといけないですよね、と関心がっていました。実は年度末でただ寝不足だっただけです。お陰様で雪山で寝不足を見事回復することができました。
Aちゃん、ありがとう! by H
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蓼科山 ・ 七合目登山口ルート
2019-01-22
☆1月20日、別名「諏訪富士」と呼ばれる蓼科山登りました。今回のメンバーは地元富士宮の山仲間。気心が知れているので気兼ねなく計画できるのはいいですね。▼女神湖の白樺高原国際スキー場ゴンドラを利用して登りますが、低気圧が通過する影響で朝から雪です。スキー場で様子を見ますが、強風でゴンドラが揺れるのを見て中止にするか、他に転進するか悩みましたが行けるところまで行って見ることにしました。ゴンドラで頂上駅へ。

▼七合目登山口で登山届のポストがあります。

▼七合目登山口、蓼科神社の鳥居。降雪でトレースはありません。登山者も私たち三人だけです。

▼樹林帯では風がなく穏やかで歩きやすかった。雪は例年に比べると少ないですね。

▼蓼科山荘から蓼科山が見えるのですが強風と雪で見えません。八ヶ岳ブルーの青い空が魅力的なコースですが残念です。

▼冬季閉鎖の蓼科山荘。悪天候なのでこの先休憩は出来ません。風を避けて休憩します。

▼例年より少ない雪ですが、山荘から山頂までは雪でズルズルと滑りながらのラッセルです。結局山頂までアイゼンは着けませんでした。

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▼山頂が近くなってきましたが、強風で視界が悪い。目印のポールを頼りに進みます。踏み抜きも多くなり歩きずらい。

▼霧氷が綺麗です。

▼蓼科山頂。強風で体が飛ばされそうになります。山頂ヒュッテの軒下に逃げ込みました。

▼せっかくなので、猛烈な風ですが三角点を目指しました。標高2530.3m蓼科山。

▼スキー教室で賑わう白樺高原国際スキー場。下りて来た頃には青空も見えてきました。

☆10数年振りの蓼科山。天気が良ければお気楽コースなのですが、今回は悪天候で敗退しそうでしたが、登れてよかったです。山のピークを踏むのが、昨年8月の北海道大雪山・愛別岳以来の5ヶ月振りでした。山はいいね♪
次回はいつ山に行けるかな。
(isobe)
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スノーモンキーと美ヶ原
2017-02-26
☆ 25日、「全国の絶景巡り旅 2017年」 信州の地獄谷野猿公苑に行ってきました。▼野猿公苑の駐車場に7時着。
開苑時間は9時からなので、ケトルでお湯を沸かしてコーヒーを飲んで待ちました。

▼アプローチの横湯川の渓谷にボルダーはありませんでしたが、風景は素晴らしいです!

▼雪をバックに温泉に浸かる猿。

▼ほっこりする表情が何とも言えませんでした。

▼思わず私もにっこりしてしまうのは当然ですね。癒されます!

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▼9時開苑から12時過ぎまでいましたが、野猿はおとなしくて子猿達が可愛かった。
また来たいと思ったスノーモンキー達でした。

▼車中泊予定の「マルメロの駅ながと」へ移動しましたが、
時刻はまだ14時半。 日の入り前に往復可能だったので美ヶ原に行きました。
歩きだしは15時30分。下りて来る多くの登山者は全員スノーシューを履いています。

▼散策気分で王ヶ頭へ。 展望は最高です!
労力なしで素晴らしい展望を満喫できるのは美ヶ原の魅力かもしれません。

▼お約束の美しの塔。

☆今回の旅の目的はスノーモンキーでした。
まだ歩いていない美ヶ原はサブでしたが、展望が素晴らしくて気持ちが良かったです♪
今年は、北海道や屋久島の他に全国の絶景を巡りながら旅をしていきます。
(isobe)
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正月のアフタヌーン雪山ハイク 北横岳
2017-01-08
1月2日またまた、楽ちんアプローチで知られる北八ヶ岳の横岳
リハビリに、S夫妻にお付き合いいただき、
今回も絶好の晴天に恵まれて、大パノラマを楽しみました
▼富士山の裾野に雪が全然なかったので、御殿場からの転進です。

▼北横岳ロープウエイ山頂駅を、昼過ぎからのスタートです。

▼あっと言う間に北横岳南峰に到着。
硬い雪と急な斜面を物ともせず、今回もノーアイゼンでトレーニング。

▼北横岳北峰からの赤岳と阿弥陀岳

▼雪が少ない蓼科山

▼山小屋までの下りはアイゼントレで

▼カレーヌードルで山専ボトルの実力テスト

by 故障者リスト入りの中高年
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年末年始 八ヶ岳縦走!
2017-01-05
天気に恵まれ良い山行になりました。
雪も締まってアイゼンの効きはバツグン、
途中アイスバーンになっている下りもありましたが、
講習で教えていただいた事を思い出しながら安全な山行ができました。

初日の出!!

展望荘から横岳へトラバース少々ガスっていました。

雪山の経験が少ない自分ですが、今回呼んでくれた清水山岳会のk寺くんアレx うちの会のiちゃんに感謝!
また、いつも指導くださるHしさん、当会の先輩方々のおかげで無事下山する事ができました。
本当にありがとうございます!

kuwabara
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北八ヶ岳 新規会員のはじめての雪山
2016-12-25
新規入会した女性会員が意欲を持って、クリスマスに雪山にチャレンジしました。ルートは楽ちんアプローチで知られる初心者向けの北八ヶ岳の縞枯山と茶臼山。
絶好の晴天と雪に恵まれて、大パノラマに歓喜の声を上げていました。
▼北横岳ロープウエイ山頂駅からスタートです。

▼縞枯山荘前をとおります。雪は少なめですが、歩きやすかったです。

▼縞枯山に到着。霧氷の美しさに見とれました。
ほとんどアイゼンを装着する登山者ばかりなのに対し、この登りでノーアイゼンでキックステップ特訓を行いました。

▼展望が開け、絶好の晴天と雪に恵まれて、大パノラマに歓喜の声を上げて大はしゃぎ!



▼はしゃぎすぎて調子を崩した新規会員のザックを別の新規会員がWザックでフォロー。
今年の新規会員恐るべし!


今回の山行に冬山装備を貸してくださった先輩、ありがとうございました。
下山後は,松本の登山用具専門店まで足を伸ばしました。
新規会員は、あこがれていた雪山をはじめて経験し、また登りたいと帰りの車内で次の山行に思いを巡らせていました。
by リハビリのため、同行した事務局
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月例山行 赤岳主稜
2015-12-15
12月例山行に毎年恒例の赤岳に登りました。12月12日(土曜日)
体力温存のため、私は前日から赤岳鉱泉に入ることとしていたのですが、北沢から鉱泉に来るまでの間に登山靴の前側が破損するアクシデント発生。
鉱泉に着き、ワンタッチアイゼンの装着に支障があってはと、Webで知っていた冬靴のレンタルブーツを受付で相談。なんと無料と聞き、マムートとケイランドの中から、ケイランドテクニカルウィンターブーツをチョイス。
レンタルブーツ
アイゼンを合わせて万全の体制でN竹君を待ちます。
アイスキャンディーはこの時期にしては痩せてました。

12月13日(日曜日)
N竹君が早朝の赤岳鉱泉に到着、玄関の土間で2人で軽く朝食。
踏岳会はこの日2パーティに分かれて赤岳に登ることとなっており、私たちは主稜から山頂を目指します。
天気予報は雨、赤岳山荘から上では小雪となっていました。
主稜取付き一番乗りを目指してヘッドランプで小雪の中、進みます。
途中、薄っすらと積もった雪の下で凍った路面に転びそうになりながら何とかノーアイゼンで鉄階段を登り、トラバース手前までほぼ予定どおりです。
ここでハーネス、アイゼンを付け、Wローブを結んでN竹君からトラバース開始。
真っ暗な中、ヘッデンの明かりが雪面を照らします。

いつもの八ヶ岳とは異なり、寒く無く、風も強くなく、雪もほとんど無く、静かで快調に進みます。
ただ、氷の固結があまく、落石を誘発しやすい状態でした。
薄く雪に覆われているため、うっかり岩だとおもって手をかけると大きめの石だったしりてドキッとします。

明るくなってきた頃、周りを見渡すとモノトーンの岩と雪の世界に2人だけ。変態?2人はサイコーのロケーションに喜びに満たされます。

急勾配な草付きではピッケルとアイゼンを利かすのですが、シーズン初めなためか、ふくらはぎにきます。

リードするN竹君のスピードに遅れないよう凍りついたロープの絡まりを取りながら、ビレイをします。

最後は一般道のような尾根道となって、稜線に抜けました。
それぞれロープをまとめ、ここから山頂まで短い雪上ハイキング。
9時過ぎに山頂到着で記念写真を撮ってSNSで発信。

文三郎コースを登ってくる予定のメンバーとすれ違うことなく、赤岳鉱泉でレンタルブールを返却し、まったりした後、下山しました。
レンタルブーツは軽く、暖かくて、問題なしでした。
(下山で、自分の靴のもう片方も壊れ、とうとう両方とも逝ってしまいました・・・涙。)
by H
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赤岳
2014-02-28
2月23日は、会の冬山訓練の予定でしたが、
大雪の関係で、延期となってしまいました。
そんな中、クライミングスクールの同期 Aさんが
単独で赤岳に行くとの情報をキャッチしたので、
1人より2人。旅は道連れ、なんとやら。
っと言う事で、急遽赤岳登山へ同行することにしました。
赤岳山荘まで、クルマで乗り入れ
恒例の車中泊宴会。

宴会用に買った「ちゃぶ台」がいい感じ。
翌朝、未明から歩きだし、
文三郎尾根に取りついた頃、
明るくなってきました。
稜線目指してぐいぐい上がっていきます。


12月の会山行とは打って変わって、
終始穏やかな天気で、雪も少なく感じました。
青空がとてもきれいでした。
頂上周辺では、360°の大パノラマ。
パシパシ、写真撮りました。



で、無事頂上です。

天候に恵まれ、きれいな景色を堪能できました。
でも、「12月の山行のような悪天候で
もう一度挑戦してみたいなぁ」と
不謹慎な思いを抱いてしまったE間でした。
すいません。
-E間(男)-
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霧ヶ峰車山スノーシューハイク
2014-01-29
1月26日に霧ヶ峰車山へ行ってきました。静岡からの道中は雨でしたが、霧ヶ峰周辺は期待通りに新雪でした。

スノーシューとワカン、それぞれの特性を楽しみながら気象レーダーのある車山山頂を目指します。


駐車場へも楽しみながら下ります。

ピッケルがない時の雪を腕で囲い込んでの停止の仕方を教わります。

中に3人ほどビバークできる雪洞。

ワカンのひもが緩んだ、ストックのキャップを外し忘れた、左右反対にスノーシューをはいた等、歩いているうちに締め方や不都合が分かって、とてもいい機会だったと思います。
岩やアイス、縦走など普段積極的に山に入っているメンバーも、新人と一緒に雪とたわむれた一日でした。
みなさん写真提供ありがとうございます。

杉山
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