月例山行 「富士山」須走口
2013-11-18
11月17日(日)は踏岳会月例山行で「富士山」へ登ってきました。体力、技術等にバラつきがあるので、スタートは一緒ですが12時の段階で登り切れた場所を目標達成地点としました。
それぞれの達成地点から待ち合わせるなどして下山。みなほぼ同じ2時半には無事に戻ってきました。

「到達目標・七合目パーティー」
須走口で日の出と赤く染まる富士山をそれぞれが写真に収め出発です。

暖かくなったので、上着を脱いだり小休止。

本日ここまで!の4名。上の小屋に向けて2名が登っています。

頑張って上の七合目まで登ってきたメンバー。

6人そろって下山します。

「到達目標・剣ヶ峰」

時折強い風が吹いて雪煙が舞いましたが、穏やかな富士山を歩くことができました。
初雪と寒さを体感し、来月の八ヶ岳の準備ができました。
杉山
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アイガー
2013-05-15
☆2005年に行ったスイスオーバーランド三山です。左から、アイガー・メンヒ・ユングフラウ

▼アイガー

▼メンヒ山頂からのアイガー

▼グリンデルヴァルトからアイガー

☆スイスのアイガーは2005年8月に行きましたが悪天候で山はクローズド。
敗退以前に取り付くことも出来ませんでした。
GWの北海道の消化不良もあり、数年前のスイスを思いだしブログにアップしました。
(isobe)
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利尻山・北稜ルート
2013-05-05
4月30日、利尻山登って来ました。晴れる日を登山日にしたかったのですが、30日の曇り予報以降は雪で可能性ゼロ。
午後から天候が崩れる予報でしたので、行ける所まで行こうと登山決めました。
☆念願の利尻山・北峰。祠は深い雪の中。

▼登山口の野営場。空は青空が見えて少しですが希望の光が。

▼ルートファインディングが難しかった樹林帯も昨日付けたトレースで難なくクリア。
(トレースを付けていて本当によかったです)5合目付近。

▼28日に降った雪でズボズボ埋まりながら、つぼ足の私は意外と体力が吸い取られていきます。
ガスが取れず上部の状況も分からず、撤退を考えた場所です。

▼つぼ足で格闘しながら登っていくと青空が見えて来ました。
沓形稜。

▼風は相変わらず強いです。下部でこの風だと上部の風を思うとテンションダウン。↓
ガスが切れて山も見えてきました。6合目の第一見晴台より。

▼6合目からアイゼンを装着。あまりアイゼンが効かない雪質でズボズボ歩くので体力の消耗が激しい。
第二見晴台から見る「長官山」強風で体があおられます。上はもっと風が強そうです。
とりあえず、長官山まで行ってみることにしました。

▼長官山を越えて来ました。予想通り風が強いですが、強風は地元の富士山で鍛えられています。
心配なのは、風で雪が舞いトレースが消えると下山時にホワイトアウトになった時がヤバいです。

▼8合目を過ぎてようやく利尻山の山頂部が見えました。山頂部は雲の中。
通常なら見える避難小屋も雪に埋まっています。
天候の崩れ方が早いです。「突っ込むのか?敗退して戻るのか?」
今戻れば自身で付けたトレースが鮮明に残っています。しかし、戻れば今回の利尻山は終わりです。
22年前の利尻島、家族のこと、頭の中で考えますが、あと少し耐えれば念願の山頂に行ける。「行こう!!」

▼避難小屋の脇で最後の休憩。

▼小屋からはなだらかな尾根を登って行きます。やがて傾斜が増していきます。

▼山頂直下の急斜面では、アイゼンが効かなくてズルズル足元が滑るのでヤバかった。滑落したらジ・エンドです。
良くない雪質で苦戦しながら登っていくと目の前に北峰が見えました。

▼利尻山・北峰。こんな天候で写真を撮る余裕もなかったですが、山頂では写真撮りました。
写真を撮ったら、山頂を踏んだ感動もそこそこに即下山です。

▼山の天候は崩れるのが早く下りは完全にホワイトアウトになりました。
所々ではトレースが消えかかっていましたが自身のトレースを頼りに尾根を忠実に下りて行きました。
風は相変わらずで体があおられますが、登り以上に下山は慎重に慎重に下りました。

▼野営場に下りて来ました。

▼翌1日の朝一のフェリーから。利尻山が見えたのは29日の午後だけでした。

☆利尻山、この天候で登るのは私だけでした。それ以前に週間予報が悪いので利尻島に登山者が来ていません。
富士宮から利尻島までのフェリー代等のお金のかかっている計画なので、何としても登りたい気持ちがありました。GWの北海道は冬に逆戻り。明日からの計画は、「旭川ボルダー&十勝岳登山」ですが、気圧配置を見る限り天候は期待できません。
予定をキャンセルして、今回の「北海道・山とボルダリング」は終わりにします。
(isobe)
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富士山 水ヶ塚・富士宮ルート
2013-04-13
13日、富士山登って来ました。目的は、今年に入って山歩きに出かけていないので現状の自分の体力確認です。
GWに向けてのトレーニングも兼ねています。
☆13日の剣ヶ峰。

▼仕事が夜中の1時に終わって帰宅。支度をして水ヶ塚駐車場へ。
自宅から車で30分。富士山は近くてトレーニングにはもってこいですね。
宝永山の日の出です。

▼仕事明けと、寝ていない割には快調に歩けました。今年の残雪は少ないですね。
9合目から山頂を望む。

▼9合目で眠気が襲ってきました。9合目から山頂までは遠かった。
山頂は直ぐです。

▼早く帰って寝たかったので、剣ヶ峰はパスしたかったですが、
最近はトレーニングでしか富士山は登らないので、今年の最初で最後の剣ヶ峰!
新鮮味がないので感動はありません。

▼宝永火口

▼宝永火口のボルダー群。課題にはなりませんが、富士山をバックにボルダリングは魅力的です。

☆剣ヶ峰では御殿場口からの登山者や山梨側からの登山者もまだでした。
若くはないので、山歩きを怠けていると直ぐに体力が落ちてしまいます。
今日は調子がよかったので、GWに向けて弾みがつきました。安心しました。
(isobe)
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「雪山講習会」道路積雪情報
2013-02-23
2013/02/24「雪山講習会」会場集合場所となる御殿場口ゲート付近の道路積雪情報御殿場口ゲート付近 天候:小雪
気温:マイナス4度(正午頃)
富士IC〜水が塚駐車場〜御殿場口ゲート:
・富士山スカイラインは除雪はしてあるものの、路面上に凍結箇所多数、急勾配箇所があるため、当日早朝の走行はおすすめしません。
御殿場IC〜御殿場口ゲート:
・除雪が行き届いており、雪景色のなか、スタッドレス装着車ならば快適に走行できる。ただし、油断は禁物。安全走行を!

御殿場口ゲート〜太郎坊〜:
・積雪量30cm以上。自衛隊車両のわだちはあるが、雪は固くない。

小雪が舞っていました。明朝は道路への着雪もあるかもしれません。
急発進、急ハンドル、急ブレーキは禁物ですよ!
集合時刻は、7:00です。(by marin.papa)
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赤岳・地蔵尾根・初冬から厳冬期へ
2012-12-15
12月12日、明日の人間ドックを前に赤岳に登りました。・・足親爪は治っているのかい・・たぶん良いだろうと甘い想定で登りました。本年は文三郎・御小屋尾根・県界尾根と今回の地蔵尾根と4回目の赤岳登山になります。パートナーはキリマンジャロの主のSさんです。
車はスタッドは履いているが車高が低く2WDの愛車で美濃戸まで入る勇気はなく、美濃戸口から歩く。南沢に入るといよいよ見えてきました。

地蔵尾根で高度上げると、阿弥陀が顔をだします。

もう少しで稜線に出ます。

稜線に出ると、赤岳が良く見えます。2軒の小屋も同様です。

山頂直下の登りです。

本日この時期としては風弱く、晴れ。なんなく山頂へ着きました。景色は良いけれど少しもの足りないのです。

阿弥陀と下界です。

帰りは文三郎尾根を降ります。見上げると、雪壁が迫力です。
by 忍者君
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鹿島槍ヶ岳・初冬
2012-11-28
11月23日夜、新しいスタッドレスを履いた自車は大谷原の駐車場に到着。先着車は7~9台。駐車場でテント泊する。翌24日早朝、大冷沢に沿つた雪道の林道を歩く。堰堤のトンネルを抜けてから本格的な登り、赤岩尾根が始まる。
爺ヶ岳が真っ白に迫る、既に北アルは完全な雪山の世界になっていた。

今回は、静岡EXPクラブのクライマーAKさんとキリマンジャロ登山のスペシャリストSさんとの3人パーティです。

赤岩尾根も上部になるとナイフリッジが出てきます。しかしトレースがあり安心通過です。
9月末に紅葉のこの尾根を下りましたが長い印象はなかったのですが、今回は8時間登りやっと冷池山荘冬季避難小屋に着きました。
積雪が多く想定より時間がかかりましたが、幸いなのは小屋内は我々だけです。

翌日です。朝焼の鹿島槍です。積雪量の多さがわかります。

いよいよ山頂です。天気は快晴だが風は強く、山頂では即Uターンです。

剣岳が素晴らしいのです。写真では現すことはできませんが・・。この時は無風です。本日下山でなければもう一度山頂にいって数時間惚けてみたい。

布引山を下り冷池にもどります。小屋内テント撤収後、下山です。
時折雪にもぐりながら、時折急斜面を背面下降しながら、ドタバタと登り時間の半分で駐車場に着くと、車は自車のみです。他の皆さんは23日に登った様子で、なかなか気合が入ってます。
あっと言う間に終わってしまった2日間でした、天候に恵まれて、パーティーに恵まれて、静かな新スタッドタイヤに恵まれて、満足な山行でした。・・・欲を言えば、山頂が無風であればさらに満足でした。
by 忍者君
エピソード1:新品アイゼンの右側フロントバックルが一部破断していた。小屋からの下山出発時発見する。一部残 っていたので固定できた。アタック出発時は異常なかったのに不思議。
エピソード2:軟弱な私の両足親爪は、逝ってしまった。新しい爪が来年生えてくるだろう。爪だけヤングマンにな りそうだ。
エピソード3:赤岩尾根の稜線出会いは、トラバース無しで急登し尾根に出てから少しずつ半時計周り周回して
稜線合流し、爺ヶ岳に向かう。異変に気づきコンパスチェック後に北に向かう。
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富士山スカイライン閉鎖 16日
2012-11-13
富士宮のISです。今年の富士山は例年になく積雪が多いですが、
例年より早く富士山スカイラインの閉鎖が16日正午から実施されます。
私は仕事で参加できませんが、23日の富士山は五合目まで車で行けません。
私のお勧めは、水ヶ塚~富士山山頂。登り応えがあるので変更の際にはこのルート登ってください。
今年の冬の訪れは早いようですね。
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奥穂高岳
2012-05-08
5月6日は、前日の北穂高岳に続き、奥穂高に登ります。北穂高は、原宿並みの混雑でしたが、本日は閑散。先行パーティは京都の山岳会5~6人と個人2人です。
写真中央ザイテングラードの左側小豆沢より、2人組が下山してきました。ルート状況を聞き、帰りは小豆沢を計画し、登りはザイテン右側より登り始め、早めにザイテンに上がり、アイゼンを効かして西方向に高度を上げて行きます。個人2人を抜いた後、トレース無し、風雪強く、ホワイトアウト状態。が、温度はそれほど低くなく、正月の仙丈岳に比べたら天国。斜度が緩くなり白出乗越到着、左を見ると穂高山荘があります。

あれ、ここから山頂への岩稜帯が見えるはずが・・・・。すぐに登頂断念。時間はAM9:00です。
後で知ることになりますが、この時点で山頂付近で1人ピバーグ中。5時間後に3人滑落という事故が待っていました。連絡を受けて民間救助隊は、さらに風雪が強い午後に捜索出発し、完全に暗くなった後に遭難者を担架で運んできました。信じられない程の勇気・能力・技術です。脱帽です。
私はと言うと、山荘で小休止後に下山開始。小豆沢を標高差50m位下った時、左足脹脛(ふくらはぎ)に強い痛みがいきなり襲ってきました。落石かなと思いましたが上は雪だけ、んんん・・・???。これが、いわゆる「肉離れ」なるものかと、フムフムと納得。初めての経験です。・・などと感心していても、しょうがない。ここは、予定変更して山荘で一泊し、翌朝に脹脛と天候が回復したら、山頂に登れるかもなどと、甘い甘い期待を胸に登り返します。

翌朝、やっと山頂が顔を出してくれました。脹脛は少し改善しましたが、山荘内の階段を上がるのも苦労状態。下り足は我慢できるのだが、登り足はどうにもなりません。この好天ですが、登頂は諦めるしかありません。本日は上高地まで下山し、静岡まで帰るのだから・・悔しい。実に悔しい。
山頂に向かうトレースは、朝捜索に向かった岐阜県山岳警備隊のものです。

涸沢岳も顔を出してくれました。

昨晩は雪が積ったので小豆沢での雪崩を心配し、ザイテンを下ることにしました。写真手前左からザイテンを外れます。ここからは、私の大好きな尻セードの始まりです。新雪の上を、滑る滑る。速度も上がり最高です。登ってくる登山者にひやかされてしまいました。その方は、昨日雨の中を涸沢入りしたのが、この好天で報われたと言っていました。

吊尾根が映えます。この日の早朝、涸沢からは朝日で赤く染まった穂高連峰がすばらしく映え、写真家の皆様はいたくご満悦だったとのことです。
涸沢にはあっという間に着いてしまい、私の奥穂の山行もぼちぼち終わりに近づきます。上高地までは、下りだけなので、脹脛をだましだまし歩きます。
追伸:涸沢に着いて奥穂を見ると3機ものヘリコプターが旋回・ホバリングしていました。亡くなられた方のご冥福を祈ります。
by 忍者君
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北穂高岳
2012-05-07
5月4,5,6日で北アルプス・北穂高岳登って来ました。悪天候で、一日計画を延期して入山しましたが、登頂日も夜半からの降雪と強風でバリェーションは断念。
一般ルートの登頂です。
▼今回の山行のムードメーカー! 新人会員のY君。

▼4日。上高地から歩きだして、横尾から涸沢を目指します。
本谷橋で休憩していたら、何と単独で来ていた忍者君に会いました。
本谷橋から登山者の渋滞が始まりました。

▼涸沢まであと少しの所で雨が降って来ました。モチベーションは↓

▼なにはともあれ、涸沢に到着。登攀用具一式・ロープ・食材と鬼のザックをおろして一息。
テントも設営したら、、ビールにおでんでしょう♪
oyaji君たちより先に、Kさん、Y君、Isで先に乾杯です♪♪美味い!!
忍者君も直ぐに宴会に参加しました。

▼5日。夜半からの強風は凄かった。テントも押し潰れそうになって大変でした。
朝になっても強風は収まらず、目的のバリェーションは早々中止に決定。そのまま撤収して下りようかと話して
いたら、稜線が時々見えるようになってきたので一般ルートで登ることにしました。

▼忍者君も私達に合わせて北穂を登ります。GPS事件がありましたが元気に登ります。

▼14年前のGWに登った北尾根。前穂のI峰は見えません。
当時は徳沢~八峰の末端から北尾根を登って明神主稜~五峰まで縦走しました。

▼北穂の東稜。次回リベンジですね。

▼山頂はもうすぐ。

▼北穂高岳。山頂の7名。oyaji君の仲間Orさん(色々御指導ありがとうございました)

▼TamrinさんとY君。

▼涸沢岳方面。トレースがありました。

▼下り。新人のY君はKさんとタイトロープで下ります。

▼KさんとY君。Kさんはバリバリのアルパインクライマー。経験・体力と申し分ないです。頼れます。

▼ベースのテン場に戻って来ました。一時の晴れ間が疲れを癒してくれます。
下りてきてテントを撤収。徳沢まで。途中からの雷は凄かった。あられも降りましたね。

☆6日はのんびりと徳沢~上高地へ。温泉につかって各自静岡に帰りました。
☆今回の山行は新人Y君には良い経験が出来たね。
(報告者、Is)
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